圏域の概要
位置及び地勢・面積・人口
当圏域は、福井坂井地区広域市町村圏と称し、3市1町で構成され、北は石川県に、東は白山連峰を背にした大野・勝山地区広域市町村圏に、南は丹南地区広域市町村圏に接し、西は日本海に面しています。
圏域の総面積は、957.49㎢で、福井県の22.85%を占め、中心部の福井平野を九頭竜川が西流し、北部の竹田川、南東部の足羽川、日野川により広大な穀倉地帯を形成しています。
また、圏域の東部及び南西部には緑豊かな山林が広がり、北部は緩やかな丘陵地帯となっています。西部の海岸地帯には東尋坊などの景勝地が多く、越前加賀海岸国定公園に指定されています。
令和3年4月1日現在の人口(「福井県の人口と世帯(推計)」による。平成27年国勢調査の結果を基礎とし、これに毎月、市町から報告される住民基本台帳の増減数を加えて算出)は393,262人(男190,532人・女202,730人)で、福井県の総人口758,431人に対して約51.85%を占めています。
構成市町 | |
---|---|
市部 | 福井市、あわら市、坂井市 |
郡部 |
永平寺町(吉田郡) |
◇市町別人口・世帯数・面積
市町別 |
面 積 |
人口(国勢調査) |
人口増加率 |
令和3年4月1日(*2) |
||
㎢(*1) |
平成22年 |
平成27年 |
%(H27/H22) |
人 口 |
世帯数 |
|
福井市 |
536.41 |
266,796 |
265,904 |
△0.3 |
259,557 |
105,012 |
あわら市 |
116.98 |
29,989 |
28,729 |
△4.2 |
27,063 |
9,916 |
坂井市 |
209.67 |
91,900 |
90,280 |
△1.8 |
87,747 |
31,201 |
永平寺町 |
94.43 |
20,647 |
19,883 |
△3.7 |
18,895 |
7,492 |
圏域計 |
957.49 |
409,332 |
404,796 |
△1.1 |
393,262 |
153,621 |
県計 |
4,190.52 |
806,314 |
786,740 |
△2.4 |
758,431 |
291,819 |
県対比% |
22.85 |
50.77 |
51.45 |
- |
51.85 |
52.64 |
(*1)令和元年(平成31年)「福井県統計年鑑」
(*2)県・市町の人口及び世帯数は平成27年国勢調査の結果(速報値)を基礎とし、これに毎月、市町から報告される住民基本台帳の増減数を加えて算出
産業
1)農林水産業
圏域の耕地面積のうち89.4%(*1)が水田で、平野部を中心にコシヒカリ等の良質米産地となっています。また畑は10.6%(*1)を占め、北部の丘陵地帯を中心に多角的農業経営が進められています。
林業においては、圏域面積957.49㎢のうち52.8%にあたる506㎢(*2)を林野が占め、そのうち人工林は58.8%(*2)に達していますが、ほとんど育成期にあります。
水産業は沿岸漁業を中心に営まれていますが、漁場は越前加賀海岸国定公園内にあり、海水浴客や観光客と結びついた観光漁業の振興が図られています。
(*1)令和元~2年「北陸農林水産統計年報」 (*2)令和元年(平成31年)「福井県統計年鑑」
2)商工業
工業は従来、合繊織物、織マーク、ちりめん等の繊維工業が中心でしたが、現在では近年の産業構造の変化に伴い化学、電子工業等の諸工業が盛んです。圏域の製造品出荷額等(従業者4人以上の事業所)は9,629億円で、県全体の22,569億円に対し、42.7%(*3)を占めています。
商業は嶺北一円を商圏として福井市を中心に発展しており、圏域の販売額は13,607億円(*4)で、県全体の19,451億円に対し、70%を占めています。
(*3)2020年「福井県工業統計調査」結果の概要(速報) (*4)平成28年「経済センサス」
3)観 光
東尋坊に代表される越前加賀海岸国定公園やあわら温泉、曹洞宗大本山永平寺、丸岡城、一乗谷朝倉氏遺跡等の景勝地や史跡に恵まれ、年間延べ約1,224万人(*5)の観光客を受け入れています。また各市町では、年間を通じて多彩なイベントやまつりが開催され、コンベンション活動とともに観光客の誘致が図られています。
(*5)令和元年「福井県観光客入込数(推計)」